頭の中の引き出し【vol.059】

●どうして勉強しないといけないの?
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「ねえ、お父さん、お母さん、
どうして勉強しなきゃいけないの?
私、勉強なんか嫌い。ねえ、どうして勉強するの?」

お子さんから尋ねられたら、どう答えますか?

「頭の中には引き出しがあるって、知ってるかい?

しーちゃんの頭の中にもあるんだよ。
みーんなにあるんだ。

でもね、最初は、その引き出しは空っぽなんだ。
なーんにも入っていない。

しーちゃんは、学校に行って
勉強したことを毎日少しずつ、引き出しに入れてるんだよ。

そーやって色んな事を覚えて
引き出しにしまっていくんだ。

勉強だけじゃなくて、
みんなと遊んだこと、運動会、遠足やプールも
ぜーんぶしまっていくんだよ。

しーちゃんは勉強が嫌いなの?
それは困ったね。

勉強が嫌いだと、引き出しに穴が開いちゃうんだ。

せっかくしまったのにぜーんぶ外に漏れちゃうね。
引き出しはまた空っぽになっちゃうね。

もし、しーちゃんが勉強を好きになったら、どーなると思う?

引き出しの穴がどんどん塞がっていって
しまったものが漏れなくなる。

引き出しは空っぽじゃなくなるね。

中学、高校を卒業して、大学まで行ったら
きっと引き出しが一杯になるね。

しーちゃんは困ったことに会ったらどうする?

お友達や、お父さんお母さんに相談する?

それもいいけど
最後はしーちゃんが自分で乗り越えないといけないよ。

それには、いいことなのか、悪いことなのか
自分で考えて決めなきゃいけない。

どーやって決める?

その時に頭の中の引き出しが役に立つんだ。

お父さんも、困ったらお父さんの頭の中の引き出しを開けるんだよ。

そして、何かヒントはないかな、と探すんだ。
勉強したことを思い出してね。

すると、答えが見つかる。

お父さんもそーして自分で決めるんだよ。

しーちゃんも自分のことは自分で決めたいよね。

だったら、しーちゃんの引き出しを一杯にしないとね^^

それには先ず、勉強を好きにならないと^^」

今まで得た知識・情報・体験を総動員して答えを探す。
足りない情報を引き出しに入れ続ける。

勉強は大人になっても欠かせません^^

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