座る席の位置に見える人の深層心理【vol.079】
自宅での仕事に飽きると
マクドナルドさんに出かけて仕事します。
ノマドです^^
で、店内を何となく眺めてると
お客さんの座っている場所が面白い。
私も含めて。
そんなに混雑してない時ですよ。
お客さんの座り方に
ある法則があることが分かります。
私の場合、前職でこのあたりの理由を習ってるので
意識が向くのかも知れませんが
そんな法則知らなくたって
店内を見れば気付くことです。
法則というか、人間の深層心理ですね。
3つの傾向が観られるんですよ。
人の心理のことなのでほとんどの仕事に応用が効きます。
介護でも応用できる点が必ず見えてくるはずですよ。
ファストフード店に限りません。
カフェ、飲食店、居酒屋、講習会、など
席に着くシーンなら大体当てはまります。
●まず、一つ目の傾向。
ガラガラの店内、あるいは会場
どこでも好きな席に座ってよいとしたら
あなたは、どこに座りますか?
多分、壁際か、窓際か、
講演会なんかだと、後ろの席に座りませんか?
開放的な広ーい空間のカフェに入って
そのまん真ん中のテーブルに座ったりしないでしょ(笑)
壁際とか窓際が空いてたら
迷わずそこに座りますよね。
ってか、先ず、その席が空いてないか探しますよね。
この理由には
危険な猛獣から身を守るために
洞穴生活をしていた太古の記憶が
遺伝子に組み込まれているから、
と言う説があります。
360度に注意を払うより
(実際は上の空間もあるからもっと広いけど…)
狭い空間にいたほうが注意を集中する方向が限られる
その方が楽だから、というんですね。
一つ目の傾向は
私たちは壁を背にする場所を好む、です。
これだと背中を気にすることはなく
前だけ180度で良いですもんね^^
窓際は景色が透けて見えますけど
壁際みたいなもんです。
●続いて、二つ目の傾向。
壁際、窓際に座るんだけど
最初に埋まるのが
壁際なら、その両端の角っぽの席。
窓際も同じく両端の角の席。
端っこの中でもさらに端っこを好む傾向がある。
これだと注意を払うのは90度でよくなる。
より安全という訳でしょうか。
●最後、三つ目の傾向。
テーブルを一つ以上空けて座る。
人にはそれぞれのパーソナル・スペースがあります。
パーソナル・エリアとも言われます。
要するに、ここまでなら私に近寄ってもいいよ、と
許している空間・距離のことです。
恋人や、大好きな相手なら
0~45cmまで近づいてOKと言われます。
息がかかるほどの距離でも構わない(笑)
逆にもっと触れて欲しいと思ってるんです^^
一般的には次のように言われています。
友達とか、親しい会社の同僚だと、45~120cm。
仕事上の上司だと、120~350cm。
まったくなんの関係もない他人だと、350cm以上と言われます。
だから、満員電車なんか
超ー、ストレス溜まりまくりですよね。
みんな、私から350cm以上離れてよー!って^^
カフェなんかも同じ。
まっ、350cm離れるのはムリですから
最低でも45~120cmは離れて座りたいわけです。
こんな人の深層心理を無視して
店内の手へブルのレイアウトをすると
お客さんにとっては居心地の悪ーい空間になります。
さて、介護の現場において
利用者さんが居心地悪ーい空間を作ってないでしょうか?
利用者さんに近づきすぎてはいないでしょうか?
全ては相手の抱く気持ち次第。
こちらの気持ちを優先しないようにしましょうね^^