シーティング「筋肉群リストのAとBは何か」【vol.165】
シーティング第一章「人の身体のこと」第11回目です。
前回は途中までのまとめをしました。
今回から骨格を動かす「筋肉」の話に入ります。
最後に問題を用意しましたので
是非チャレンジしてください。
▼筋肉が姿勢を作る
脊柱と骨盤の反応は、いわば
カウンターバランスの結果です。
重心の位置を支持基底面の中心付近に
戻すための反応です。
そのために筋肉が働いて
骨格を動かし姿勢を変えています。
ですから、姿勢を考えた時
どこの筋肉が、どう働くと、
どう姿勢が変化するか。
この理解が欠かせないんです。
姿勢を作っているのは筋肉です。
ならば筋肉のことを学びましょう。
この点はお分かりいただけると思います。
▼好ましい座位姿勢作りのスタートは
脊柱伸展と骨盤前傾させることが
好ましい座位姿勢作りのスタートです。
関節に拘縮や可動域制限がある場合でも
出来得る可能な状態で
脊柱伸展と骨盤前傾を目指していきます。
その方が身体は機能的になり
内臓機能の働きも良くなります。
脊柱伸展と骨盤前傾させる筋肉はどれで
脊柱屈曲と骨盤後傾させる筋肉はどれか
それらの筋肉をどのようにコントロールすれば
好ましい座位姿勢に近づけて行けるのか
押さえましょう。
▼その筋肉は「どこ」と「どこ」をつないでいるの?
ただ単に筋肉の名前を覚えても意味はありません。
その筋肉がなぜ骨盤を前傾させ脊柱を伸展させるのか、
その筋肉がなぜ骨盤を後傾させ脊柱を屈曲させるのか、
「どこ」と「どこ」をつなぐからそうなるのか、
ここまで理解してください。
▼脊柱伸展と骨盤前傾に関わる筋肉
ここの筋肉が収縮すると
脊柱伸展と骨盤前傾が起こります。
一つ一つ挙げていくときりがないので筋肉群とします。
代表的な筋肉群を3つ憶えましょう。
1)背筋群
2)A
3)膝関節伸筋群
▼脊柱屈曲と骨盤後傾に関わる筋肉
ここの筋肉が収縮すると
脊柱屈曲と骨盤後傾が起こります。
ここも筋肉群とします。
代表的な筋肉群を3つ憶えましょう。
1)腹筋群
2)臀筋群
3)B
これらの筋肉群が、どの関節を挟んで
どこの骨と骨をつないでいるからそうなるか
詳細の説明は次回にします。
最後に問題にチャレンジしてみませんか?
上記、筋肉群リストの中にAとBがありますね。
さて、AとBはなんという筋肉群でしょうか。