わくわく直観堂の草野博樹です。
今回のテーマは、「背上げや背下げをしても身体がずれない介助方法」、の解説です。
今からご紹介する方法は、背上げ・背下げの最中に身体をマットレス上で引きずることなく、身体にツッパリ感も発生せず、身体のズレもほとんど発生しない方法です。私が考えました。
ですが、とても手間がかかり、介護する側にとって負担が大きく、できれば誰もがやりたがらない方法です。
しかし、寝ている方にとっては次に挙げた3つの良い面がありそうです。
【 3つの良い面 】
|
写真1 |
写真2 クッションを下肢の下に挿入し、坐骨の所までいれます。これでアンカーを作り骨盤の位置を安定させます。アンカーとは錨です。実は、軽く膝を曲げていることがハムストリング短縮の影響を軽減し、骨盤の動きを抑えています。 | 写真3 |
写真4 ベッドの背上げをします。ベッドの動きが遅いのでイラつかないように(^^)。 | 写真5 最大まで背上げした後、身体をマットレスに戻します。ドサッとやらずに優し~くです。枕を入れます。 | 写真6 |
写真1 では参ります。 | 写真2 枕を外し、上半身を起こし前傾姿勢を保持します。 | 写真3 ベッドの背下げをし、背角度30度で一旦止めます。ベッドの頭の板の高さにするとだいたい30度です。何でここで一旦止めるか・・・答えは写真5で |
写真4 上半身をマットレスに戻し、枕を挿入します。 | 写真5 この姿勢を10分程度保ちます。すぐ写真6に移ると気持ち悪くなるからです。是非、ご自分で体感してください。 | 写真6 更に背下げをして平らにします。この時背中に若干の皮膚の突っ張りが生じてます。 |
写真7 当然、すぐに背抜きをします。 | 写真8 クッションを抜きとり、足抜き・かかと抜きをします。下肢全体をなでるようにします。マルチグローブを使うと寝ている方にとっては良い感じです。 | 写真9 終わりです。 |
以上、介護術の伝導士こと、草野博樹でした。
最後までおつきあいくださり、ありがとうございます。
今回の内容を「いいな!」と思ってくださった方は
ブログ、ツィツター、フェイスブックなどで
お友達や大切な方に教えていただけると、とっても嬉しいです。
店長の草野です(93秒)
プロフィールはこちら
介助技術、福祉用具の価値・取扱い方法をお伝えするチャンネル。
登録は赤ボタンから↑