あなたの報告はどっちのタイプ?【vol.117】

仕事で上司から報告を求められたとき

あなたはどんな報告をしていますか?

これから事例を3つご紹介します。

いずれも上司と部下の佐藤さん、鈴木さんとの会話です。

普段のあなたは

佐藤さんタイプの報告をしていますか?

鈴木さんタイプの報告をしていますか?

ここから
—————————————-
▼事例1

【上司】

「クリスマス会の準備はどこまで進んでる?」

【佐藤さん】

「AとBは完了しています。

Cは今日の15時までには終わります。」

【鈴木さん】

「大体出来てます。

後は、帰るまでに終わらせておきます。」

—————————————-
▼事例2

【上司】

「昨日行った床ずれ勉強会だけど、

参加者の評判はどうかな?」

【佐藤さん】

「回収したアンケートの結果では

参加者25人中、17人が理解できたと回答しています。

残りの8人の内

5人は、どちらともいえない

3人が、少し不安と回答しています。

今、この8人へのフォローを考えています。」

【鈴木さん】

「ほとんどの人が勉強になったと言ってました。」

—————————————-
▼事例3

【上司】

「忘年会の参加状況はどう?」

【佐藤さん】

「AさんとBさん、2名の方がまだ未確認です。

他の方は全員参加するとのことです。

お二人には明日10時までに確認してご報告します。」

【鈴木さん】

「AさんとBさんの2人は多分難しいと思います。

他の方は大丈夫です。」

—————————————-
ここまで

どうですか?

あなたの報告は佐藤さんタイプですか?

それとも鈴木さんタイプですか?

2人の報告には決定的な違いがありますね。

佐藤さんは、事実を数字で正しく伝えています。

鈴木さんは、鈴木さんの解釈で話しています。

佐藤さんは、訊かれていませんが

後の対応まで付け加えて報告しています。

鈴木さんは、後の対応には全く触れていません。

上司がもらってうれしい報告は

佐藤さんと鈴木さん、どちらの報告でしょう。

考えるまでもないですね(笑)

佐藤さんのような報告が欲しいはずです。

上司が知りたいのは事実です。

あなたの解釈ではありません。

数字で示せるものは数字で示す。

これを心掛けましょう。

あなたが普段から佐藤さんのような報告をしているなら

上司がどんなに忙しい時でも

喜んで報告を聴く時間を取ってくれるはずです。

「忙しいから後で聞かせて。」

と言われることが多いとしたら

報告の仕方を見直す必要があるかも知れません。

自分の解釈を入れずに事実を伝える。

これがなかなかできない。

普段から自分の話し癖を意識してないと

ついつい自分の解釈で話してしまうんです。

何気ない会話でも

この人はこの人の解釈で話してるのかな?

事実を話してるのかな?

と考えながら聴いてみるのもおすすめです。

意識して聴いてみましょう。

Follow me!