結局、行き着くところは…【vol.090】

初めにお断りしておきます。

今回は愚痴っぽい内容になりますので

ポジティブな一日を送りたい方は

この先は読まない方が良いかも知れません。

こんなこと書くと読みたくなるー!

そんなことは狙ってません^^

これまでもずーっと書かずに抑えていたことです。

悲観的なことは書かないほうが良い

そう思ってましたので。

だけど、結局はそこなんだよな、

ってことを書いてみます。

何でポジショニングをするのか

どうしてシーティングをしないといけないか

こう訊かれて

拘縮を改善するために

悪い姿勢を良くするために

なーんて発想、してませんか?

先ずもって、こんな

事後処理的考えから抜け出ましょう!

一旦起こしてしまった拘縮や姿勢悪化は

そうそう良くなりません。

当たり前ですよね

時間がかかってそう変化したわけですから

戻っていくのにも時間がかかります。

中には即効性が見られる例外もありますが

そんなのは期待しちゃいけません。

起こらないようにする、未然に防ぐ

こうした視点を持ちたいですね。

とは言ってみたものの、

ほとんどの人は、

起きてもいない問題にお金を使いません。

好んで出すのは保険ぐらいでしょうか^^

問題は起こったら対処する方が「楽」なんです。

考えなくて「楽」

身体を動かさなくて「楽」

お金を使わなくて「楽」

時間を使わなくて「楽」

特に、その問題が会社の売り上げに

ほとんど影響を及ぼさないとしたら尚更にね。

(保険は問題が起きたらお金をくれますからね^^)

ポジショニングで拘縮を改善して

拘縮が発生しないようにして

会社の売り上げはいくら上がりますか?

シーティングで姿勢を良くして

悪い座位姿勢がなくなって

あなたのお給料はいくら上がりますか?

身も蓋もない話

結局こういうことでしょ。

やるか、やらないかは。

ポジショニングをするために

シーティングをするために

必要な用具や道具を買って

出ていくお金だけ増やしてどうするの?

こういうことですよね。

だからと言って

問題を抱えた高齢者を放っておけません!

このように言う介護職の方は多いんですよ。

介護の現場は

こうした人たちに支えられているんだな、

とつくづく思います。

施設がお金出してくれないので

自前で用具を購入する人もいます。

ポジショニングやシーティングの

福祉用具は高価ですし、さすがに

施設にお勤めの方が

自前で購入するケースはありませんが

スライディングシートや

圧抜き・背抜き用のグローブは

個人購入する方が多いですね。

2013年6月に腰痛予防対策指針が改訂されました。

介護職・看護職の腰痛予防対策を

雇用する事業者はとらないといけません。

しかし、指針自体に強制力も罰則もないので

やらないところはやらない。

やったって売上に直結しないんですから。

これが現実です。

罰則規定を設けて強制するだけでも意味がないですよね。

対策を講じるためにはお金がかかる

そのお金をどうやって捻出するか

事業所収入が上げられる仕組みでないと

無い袖はいつまでたっても振れないまま。

あーあーーっ…、

とうとう書いてしまいましたよ(笑)

書かないように封じてたんですけどね。

結局、行き着くところはここでしょ。

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