笑顔と心に負けない種をまく

「介護は技術より笑顔や心が大切」的な訴求をしたテレビCMが流れている。間違いではないが、こうした表現が好まれる介護の在り方に、私は危うさを感じる。

笑顔や心はその人の素養で、いわば畑。畑に誰かが種をまき、光と水を与える。畑が肥沃なら、手をかければ立派な作物が成る。肥沃な畑こそ、笑顔であり心。種は教育。光はサポート、水は体験。

畑が痩せていたら、どんな良い種をまき、光と水を与えても良い作物は実らない。そうした意味では、笑顔が良くて、心が良ければそれだけで十分な素質を手に入れている。

しかし、どんなに良い畑でも、何の種をまき、どんな光と水を与えるかで大きく変わる。

研修や講習は種。笑顔と心に勝るとも劣らない種をまこう。私はそういう種をまいて行く。

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